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2024

内緒と口を噤むけれど 彼女の沈黙は続かない 誰かの秘密を その口で 暴いてしまうのだから

疑いなく 夜は訪れ 触れることは 当然のように 私には 貴方だけ

常に 其れを 選択し続ける

手にするは 生者の残渣

世界は とても 曖昧で 私は 私で 私ならば この 胸の痛みだけを 信じている

私のようで、私でない 側にいるのに、果てしなく遠い 永遠に交わることの無い 私と、私

2023

私の全ては 貴方のモノ

何もしらずに 僕らの身体に 刻まれた 誰かと 何時か 交わした決めごと

宵闇が全てを隠して 女王は裸足で歩き出す

猛毒に侵され 酔えども惑わされ

私は貴方のモノ でも 貴方は私のモノではない

私に似た 私ではない何かを 創ったの 何処かの 誰かのようにね

呪いのように 耳を塞がずには いられないのです 何も聞こえないと 知っているのに

私だけが 知っている この煩わしさが 病のように 私だけを蝕む

きっと 全てが 偽物だろう どうせ 誰しも 操り人形なのだから

いつか壊れるモノだから

2022

この世界に二人だけ (貴方しかいないので、貴方だけ愛そう) (私の世界は、最初も最後も貴方だけ)

この世界に二人だけ (貴方しかいないので、貴方だけ愛そう) (私の世界は、最初も最後も貴方だけ)

穢れに嗅ぎつく

ずっと、夢をみたままで

ずっと、夢をみたままで

いずれ壊れるモノだから

覚めない夢の中で 無機質な彼女に愛を捧げる 私は彼女か、彼女は私か 誰も真実を知らない 私でさえも

覚めない夢の中で 無機質な彼女に愛を捧げる 私は彼女か、彼女は私か 誰も真実を知らない 私でさえも

貴方になるため 貴方を食す

愛している 囁く度に毒される 私は、もう逃げられない

2021

愛し仔よ 私になるため、私を食べて

私は知ってしまった 呪いのような、愛を

知識という、誘惑

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